結婚前に借金があったらどうする?

■素直に話せない独身時代のツケ
男性・女性問わず、結婚前(独身時代)に借金問題を抱えている方々は、多くおられます。
結婚が決まり、
解決の為に相談に来られる方も多いですが、結婚後に返済困難や返済不能になり、慌てて相談に来られる方も多いです。
全体的な傾向ですが、男性の方が結婚が決まると、 今まで自由になっていたご自分の収入が自由にならなと判断し、解決をしようと動かれます。また、 女性に比べ借金額も多いケースがよくある為、観念せざるをえない状況になるようです。
一方、女性は結婚前に借金を抱えても、比較的金額が少なかったりする為、
結婚後に返済できると判断するようです。
尚且つ、交際中になかなか借金がある事を言い出せず、
そのままゴールインとなります。
お互い結婚前の問題なので、正直に話をし、今後の生活に極力影響が出ないようにするべきですが、 簡単に話せる内容ではない事も事実です。
無料相談は ⇒ NPO消費者サポートセンター大阪

●もし借金を隠して結婚したら
男性のご相談でよくある内容ですが、奥さんが正社員で勤務してない場合、大抵はお小遣い制になり、
収入にもよりますが、夫の小遣いは月々2・3万円程度になります。
もちろん、仕事をしているので、交際費は別としても、
様々な雑費で1万円以上は必要かと思います。
そうするとお小遣いで返済できるのは、総額100万円までの借金になります。
物理的に返済は困難になり、
新たな借入で返済をするしかなくなり、奥さんが預貯金をしている傍らでご主人が借金を増やす事になります。
この状況は借入ができるから成り立つ話で、
各社限度額一杯になった時点で、奥さんに真相を話す結果となり、結婚前の借金が原因であっても最悪の結末は離婚となります。
一方、女性が相談に来られるきっかけは、妊娠・出産によるご自身の収入減少やなくなる状況になった場合です。
ほとんどのご家庭が、財布の紐は奥さんが握っていますので、ご自分の借金返済は、ご主人に内緒でも十分可能なんです。
しかし、前述の妊娠や出産により、休職したり退職したりすると、ご家庭の総収入が大幅に変わってきますので、
返済困難の状況に追い込まれてしまいます。
(妊娠・出産に伴い、家族が増えるわけですから、
生活費は今まで以上に必要になります。)
早々に、事態を把握しご主人に相談できる方はいいのですが、
このまま内緒にし返済できるギリギリまでされる方もおられます。
よく記憶して欲しいのですが、結婚前でも結婚後でも、借金の話を奥さんから聞いたご主人は、ご夫婦の問題と捉え、
解決方法を共に考え、行動されます。
奥さんが心配しているような結果(離婚)になる事はないと言っても過言ではありません。
●人生の新たな旅立ちに借金は不要です
結婚前、むしろ交際相手ができた段階で、借金があるなら正直に話をするか、
できない場合は早々に解決をしておくべきだと思います。
解決方法は、
全額返済できないなら自己破産を含め法的手続きによって、今後の生活に支障がでないようにすべきです。
結婚後に、ご夫婦間で内緒事は決して良くないことですが、
結婚前に債務整理(自己破産等)をした話をするかどうかは、ご自身で判断してもよい内容だと思います。
重要な事は、
お二人で新たな生活をスタートさせる時、お互い預貯金はあっても借金はない状態から、始めるべきではないでしょうか?
当センターでは、結婚前の借金をお持ちの方の対処方法やアドバイスを行っています。NPOですからすべて無料。
悩むよりまず電話下さい。
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