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家族の借金問題の考え方

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家庭問題「借金考」

私どもがお話しする多重債務問題の考え方には、よくある世間の論調のように、 「貸手・借手」の責任を問う「情緒論」は述べておりません。 「支払えない現実があるならば、経済と法律のルールに従って粛々と解決に向け進むほか道はない」ということです。

数々の相談事例の中、 家族の借金問題で悩まれている方に、共通する行動があります。それは、 最初に借金問題が発覚した際に「家族が借金を立替払いし、家族に返済を求める」という行動です。そして、つかの間の平和は、 「完済したはずの業者」からの督促電話によって終わりを迎える、という顛末です。

このようなケースのご家族に、 よくよく考えて頂きたいのは、「貸金業者との貸借」と「家族間の貸借」では、全く次元が異なる、ということなのです。

そもそも、貸金業者との金銭貸借は、「利息という売上」が発生する以上、純然たる商行為そのものです。
他方、家族間での金銭貸借は、利息が発生することは稀であり、通常は元本のみの返済が多く見られます。

このように家族間の貸借は、一般的な経済活動ではなく (利息も発生しないため)、 その親族への返済義務は、 まさに「人としてのモラル」を問われる問題となってしまい、 躓いた債務者(本人)を 結果として経済・道徳の両面から責めたてることになります。そして、行き詰った債務者(本人)が、 新たな借入れを起こすことによって経済的にも感情的にも家族の間がこじれ始め、 互いの人格についてまで話が言及すようになります。

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上記のようなご家族の行動には、以下のことが主な要因と考えられます。

●「借りたものは返す」という規範意識

●「借金を返済しないと本人も家族もとんでもないことになる」
  という恐怖感

●「身内に破産者だけは出したくない」
  という、無知から生まれる勝手な劣等感

などです。→ 破産は怖くありません!

「借金を返済できるのに返さない」のは、その方の「人格」を問われても仕方のないい話ですが、 私ども専門家から見た場合に、そもそも返済計画に無理が生じているケースが多く見られます。
貸金業者との貸借において、 「普通の生活を犠牲にしてまで返済を優先させる」ことに何の意味も持ちません。

昨今の経済状況では、新たなつまずきの要因ともなりますし、一度レールから外れると、 もはや這い上がることが非常に困難な時代です。まして、立替によって発生する家族への返済など、 ご家族の「自己満足」以外の何者でもありません。
真にご本人のことを思い人生の再生を期待されているのなら、 何らかの債務整理をすることによって、ご本人が真正面から借金問題に向き合い、 それらの顛末の「けじめ」をつけることが重要なことだと考えます。

また、債務整理することによって、金融事故(俗に言うブラックリスト)になり、 貸金業者からの借入れはしばらく難しくなりますので、ある意味、良いリハビリ期間となります。そして、 リハビリ期間中に「家族に借金を返済している」と考え、毎月銀行に預金ができる生活を取り戻したなら、それもある意味、 「返済を果たしている」のと同じことだと思えばいいのです。

野生の動物は、子供に生きる術を教えます。ある程度の年齢に達したら、決して獲物を分け与えるのではなく、 狩の方法そのものを教えていきます。誰に教わるでもなくです。それは、誤った伝達がDNAにすり込まれていると、その種族は、 この世から消滅するからです。

我々人間社会も同様、親は子供に「生きる術」を教えなければなりません。そしてそれは、 決して「獲物を与える」ことではないのです。

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