借金相談 NPO消費者サポートセンター／多重債務大阪

任意売却でも競売でも残債の借金

最近のお電話で、顕著に感じられるご相談内容が、住宅ローンの残債（任意売却や競売後）に対する請求問題です。
その他には、何ら債務問題（クレジットカード利用や消費者金融での借入）を抱えているわけでもないのです。
一応に言われるのが「家を手放したので、問題はないと思ってました」等の言葉です。

特に、ご自身で任意売却などを積極的に行わず、返済不能状態を放置し、競売になった場合などマイホームから引越しをした段階で「解決」と言うか「考えたくない」状態になるようです。

この問題の終着点は、裁判（債務の確定）から給与差押えに至るケースも見受けられ、放置で解決できる問題ではない。
住宅ローンの残債は、他のローン同様に全額返済するまで返済義務が残る事を前提に解決する必要があり、家の売却（手放す事）で終了できるものではありません。

住宅ローンの返済困難は債務問題ですよ！！

計画的に組んだ住宅ローンも、大半が３０年や３５年のローンにしていますが、この長期間の返済中に困難になるケースはよくあるものです。
個人の問題もあるでしょうが、個人では回避できない問題で、失職したり給与の減額があったりは、当たり前の時代になっているように思います。

では、返済困難になった場合、抱えている一番大きなローンについて「住宅」と固執して考える前に、大きな借金として捉え、債務問題の解決とするべきです。 問題を能動的に解決する意味で、計画的に任意売却を行い、住宅ローンの残債とその他債務を全て含め「自己破産」による全面的な解決が今後の生活再建に一番の近道ではないかと考えます。

なぜ任意売却の方がいいのかな？

任意売却でも競売でもマイホームを手放す事は一緒なんですが、普段の相談電話から「任意売却」をされた方が、住宅ローンの残債を解決ケースがされているケースよくあります。
この事からも能動的に動き今後の生活を考えるなら、任意売却手続きを行いながら、ローンの返済をストップし督促や催促のない中、次の生活を考えていくべきではないでしょうか？

近頃は、任意売却の方針で手続きを行っていても、任意売却ができずに競売になるケースもよくあるようです。
くれぐれも、返済困難になった時点で、後ろ向きな考えをせず、能動的に今後とれる最良の道（任意売却など）を選択して欲しいと思います。
何度もお話しますが「家の売却」で住宅ローン問題は終わらず、債務整理の一環で「家の売却」を行うのです。

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