電話相談でよくある内容が「両親には借金を内緒にしたい」と言う話です。よく聞くと怒られる事態を極端に恐れています。
特に厳格なご両親に育てられた方は極端に避けようとします。この様な場合は、比較的資産をお持ちのご両親が多いです。
「借金」とは無縁の世界で生活されてきたようなご両親に育てられた方は、何があっても話せないとの一点張りになるケースも多々あります。
子供の頃より親の姿を見て育ってきたお子さんにはご両親の価値観もよくわかっているからの判断だと思うのですが、一番解決に困難を要する場合があります。(借金など生活する上で意識の中にない方は、万が一、ご自分やお身内が借金などする事も想像できないでしょうし、借金を負った折にどのように対処するか、全く未知の世界になっているかと思います。)
日本も欧米化し、カード社会になってきましたが、まだまだ生活者間での借金に対する認識に大きな違いがあるようです。
このような前提が社会にある中、ご両親に対し容易に話せる方と、借金問題だけは言えない方が居られ状況は変えようがありません。
同居している場合で、同居親族に何も語る術が無ければ、本当に債務整理をしても有効な手段を選択できるのか疑問です。特にご両親を含め、身近な人に内緒にしようと思えばするほど深みにはまり、本当にどうしようもない段階になっている事も多々あります。
ご両親は、配偶者とは違い血縁者です。人一倍、心配している事も当然ですし、最後まで見放す事ができない方々です。
故に最悪な結論(自殺など)を自分で考える前に何がなんでもお話すべき存在なのです。
実子が苦しんだり、悲しんだりする現状を把握できなかった事への後悔は半端ないものがあります。怒られて当たり前な状況を引き起こしたのなら、最悪ご両親にはお話してもらいたいです。
唯一の例外は、ご両親がかなりご高齢で、別居しておりご自分にもご家族がおられ、自分達家族で解決できる時は、わざわざ心配をかける必要がないかと思います。
ご両親に内緒の理由が本当にご心配をかけたくないと言い切れる時は、内緒でも良いのかと思います。
親に言えずに悩んでおられる方も、ご相談頂ければ必ず対処方法はあります。手続きによっては内緒のままで行える手続きもあります。相談員に色々と聞いてみましょう。
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