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安易な住宅のリースバック話!!

安易な住宅のリースバック話!!

悪徳業者のリースバック話に振り回されるな

衣食住は、人間が生きて行く上で大切な事です。
ご家族を持つようになれば、欠かす事ができない大切な要素ですが、特に何が重要でしょうか?
私の考えを述べるなら、一旦決定してしまうと、なかなか減額など変更が困難な住宅費の設定が、最重要ではないでしょうか? また、金額も半端ないだけに、生活を大切に考えれば考えるほど、住宅にかかる費用設定が難しいように思います。
そう賃貸住宅ならまだしも、住宅ローンとなれば慎重に慎重に行うべきですね。 (耳にするようになったリースバック、条件があり、安易な話はなかなかないですよ。)

住宅リースバックの図

もちろん、リースバックを全面的に否定しているわけではありません。 ただ、成り立つためには厳しい条件があり、リースバックありきの話では進めないということです。
ですからリースバックが成り立つケースであれば、積極的に利用しても何ら問題はありません。
しかし、悪徳業者の提案で、条件的にあり得ないリースバック話に振り回されている方の相談が目立ちます。
また、いい加減な話に振り回されるよりも実際にリースバックが可能かどうかの試算等の相談も受けています。

※一般的にリースバックとは、何らかの理由で住宅ローンが支払えず自宅を売却した場合に、その自宅をそのまま使用しながら買い主に使用料(家賃)を支払う方法

●住宅費の適正な割合

家庭の総収入から考え、住宅費はどの程度が適切なのか?
一般的には、収入の20%前後までと言われていますが、実際に収まるような現状でしょうか?
特に、大都市圏では30%前後の住宅費もよく見かけますが、30%以上になると「破綻」と表裏一体となりそうです。

前述のように、一旦組んでしまった住宅ローンは、容易に金額の変更ができるものではないだけに、支払困難になれば手放すしかありません。
こう言った事態に「任意売却」を選択する方々も多いですが、不動産業者の甘い囁きである「リースバック」と聞いてしまう事があります。

まだまだ「任意売却」ほどポピュラーになっていませんが、現在の住居に住み続ける「リースバック」制度を聞いてしまうと、家への愛着が増してきますよね。
リースバックの囁きに惑わされ、住宅を売買後も適正な住宅費を越えての生活を夢見てしまいます。
どこまでも、家計収支を中心に住宅費を捻出しない限り、同じような過ちを繰り返してしまいます。

●リースバックは夢物語と認識するべきでしょう

誰しも、愛着あるマイホームに住み続ける事が可能な「リースバック」の話を聞いてしまうと、追い求めてしまいますよね。

現実、家賃の問題など冷静に考えれば、住み続ける選択がない中、少しでも有利な話をする不動産業者に振り回され、間違った方向に進んだり、遠回りをしたり・・・
何度も言いますが、リースバックは家賃を無制限に用意できるなら可能な話になりますが、適正住宅費で当たり前にできる話ではありません。
それだけに、住宅について優先順位を間違い、無い物ねだりをし続ける愚かな行いだけはしないように心掛けるべきですね。

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