借金問題は、ご家庭内で大きな問題になるのは当たり前ですが、借入内容によっては、離婚になるようなケースもあります。
特に、2度目や3度目になると、さすがのご家族も堪忍袋の緒が切れるようです。 しかし、独身者のご両親は、最後の最後まで何とか協力を行い、立直る方向性を模索されます。
一方、ご夫婦間では親子間のように進まないケースがよくあるのも現実です。借金をしてしまった状況下、責めているだけでは解決にならず、借金の整理方法を考慮すべきですし、借金の理由をしっかり把握する事が重要だと思います。
債務整理を行っても、根本原因を解決せずには片手落ちになるばかりです。
今回は特に、借金問題でご離婚になるようなケースについて実例を述べたいと思います。
まず、ご夫婦がご離婚に至る場合は、ご主人の内緒の借金問題が発覚したケースが大半だと思われます。 中でも、借金の理由が遊興費(特に異性の為に金銭をような行為)やギャンブルとなると、奥さんには耐えがたい状況になります。
ご自宅で節約を行いながら、お子さんの教育資金など貯めている場合、
ある意味「情けない」としか言いようがないと話される奥さんもおられます。
まして、過去に1度でも借金をしているような経緯があると「離婚」の言葉が、奥さんの脳裏に芽生えるようです。
お子さんがいる場合、奥さんは大変現実的な考え方になりますし、信用・信頼できるかどうかの判断をするようになります。
今、奥さんに内緒の借金がある場合、ギャンブル等で取り戻そうなどと安易な考えは行わず、早めのご相談を考えて下さい。
傷口をどんどん広げる方がおられますが、ギャンブルで蔵を無くす事はあっても、蔵を建てる事はありません。
今一度、冷静な判断を行って欲しいと思います。
また、内緒にしている借金をご自分で話させる前に、気付かれるケースが最悪で、改めて信頼関係を構築するのに時間を要します。
思い迷っているなら、直ぐに相談にお越しになり、解決策を理解された上で、必要に応じて奥さんに話すべきでは?
少なくとも、借金問題をどのように解決できるかも把握せず、奥さんに気付かれると「離婚」の文字が鮮明な話になります。
「離婚」を回避したいと思うなら、順序を間違わず、ご自身の現状把握、解決策の把握、必要に応じて話を行う、一連の流れをご理解いただきたいと思います。
また、2度目や3度目の借金問題を抱えている場合、特に早期のご相談をおすすめします。