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住宅購入のあれこれ

住宅購入のあれこれ

2014年1月26日(日)

●住宅購入の心構え

住宅購入はご家族にとって、一生で一番高額な買い物かもしれません。
しかし、高額過ぎて非日常的な行為だけに、慎重であると思いつつ、知識や認識不足になっている事がないでしょうか?
例えば、主婦が150円の大根を買う時、品物をどれだけ慎重に吟味するでしょうか?何軒のお店を見て決めるでしょうか?

こう考えると、住宅購入は150円の買い物の数倍どころか、優に10万倍以上になるでしょう。では、どれだけ時間と労力をかけて探したのでしょうか?
この先、人生の大半返済し続けるローンの事を考えたのでしょうか?
色々と考え過ぎると行動に移せませんが、住宅購入に関しては、慎重過ぎて良いのではないかと思います。

住宅購入単に、「家賃を払うのがもったいない」と思ったり、「家賃程度のローンなら購入した方が良い」などと考えたり、本当に購入動機は、様々だと思います。
しかし、住宅ローンと家賃を同じように考える事は、大変危険だと思います。
家賃は、その時々の収入や家族構成に応じて変える事が可能ですが、住宅購入ではまず考えられません。住宅の買い替えなど引越の度に住宅ローンの組み換えを行なう事は、ほぼ不可能です。

昔のように、ご主人の収入が年功序列制度に守られ、退職金もしっかり確保できるなら、少々無謀な住宅購入も可能かもしれません。てすが、現在の就業状況を鑑みると、安定や着実などは想定できないように思います。
これほど厳しい環境下、住宅購入に踏み切った場合、今後起こりうる状況に応じて、対応する能力は身に着けておくべきでしょう。

●住宅購入後の試練

ご家族構成の目処もたち、よくよく考慮した上で、住宅を購入を決断しました。
ご夫婦で住宅ローンに立向う段になり、税金問題や自宅の保守費用などローン以外の費用に悩まされるようになります。

どうしても、新築物件に目がいきますが、購入後の資産価値を考えると中古物件の掘り出し物を見つける嗅覚が大切です。
大まかに、新築か中古、マンションか戸建てなど、考慮すべき事は多々あり、夫々に長・短所がある事も十分に把握しておくべきです。と言うのも、前述の税金・保守費用(積立金)に大きな違いが出てくるからです。

山盛りの知識を持って立向ったところで、肝心の収入が現状維持(子供の成長と共に増加する家計費を計上する必要あり)のままであったり、減少するような事態になると打つ手がなくなる事もあります。
注意すべきは、住宅購入後、他社の借入ができたり、現状以上に借入が増えたりする場合は、完全に赤信号です。直ぐにでも収入増加要素がなければ、住宅の維持は困難と思った方がよい状況です。

家族中で無理に無理を重ね、可能な範囲で住宅維持をされているご家庭もありますが、ご家族にとって「住宅」は箱物であり、大切なものは中味ではないでしょうか?くれぐれも、ご家庭の操縦をミスしないように、住宅に振り回されないように、十分なご配慮を。

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